とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

情報生産者とは

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


タイトルと上野さんの著作というところに興味があり、購入しました。

 


②こんな本です

 


『情報生産者になる』

 上野千鶴子

 ちくま新書

 

f:id:genzi1013:20230807061121j:image

 


情報があふれかえる時代、しかし、それを消費するだけではタダの情報グルメや情報ディレッタント

 


価値のある情報を生産し、発信する側にまわる方がずっとおもしろい。

 


オリジナルな問いを立て、過去の研究に学び、一次データを収集し、それに分析を加え、アウトプットするまでの一連の過程を、具体例を交えながら解説。

 


あまたの人材を育ててきた教育者として、新たな知を生み出す技法を惜しみなく公開する。この一冊で、あなたも情報生産者になれる!

 


③ こんな言葉が印象に残りました

 


情報を生産するには問いを立てることが、いちばん肝心です。

 


それも、誰も立てたことのない問いを立てることです。 適切な問いが立ったとき、研究の成功は半ばまで約束されているといっても過言ではありません。

 


問いを立てるとは、現実をどんなふうに切り取っ

て見せるかという、切り込みの鋭さと切り口の鮮やかさを言います。

 


問いを立てるには、センスとスキルが要ります。

 


スキルは磨いて伸ばすことができますが、センスはそういうわけにいきません。

 


センスには、現実に対してどういう距離や態度を持っているかという生き方があらわれます。

 


大学に入って「さあ、問いを立ててごらん」と言われても、どうしたらよいかわからない学生に、たくさん出会ってきました。

 


大学生になるまでのあいだに、そう言われてきた

ことがないからです。 文献を批判的に読みなさい、と言っても、説得されて批判が思い浮かばない、と困惑して答える学生もいました。

 


しかし、何事も訓練と学習です。

 


まなびならう、そしてならうよりなれろ。 問いを立てることも、センスのよい問いを立てることも、場数を踏めば学ぶことができます。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『基礎からわかる 論文の書き方』

 小熊 英二著

 講談社現代新書

 


『情報生産者になってみた 』

 上野千鶴子に極意を学ぶ

 上野ゼミ卒業生チーム 他2名

 ちくま新書

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。

 

flier(フライヤー)