こんにちは。冨樫純です。
独学で、経済学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
給料と同額の給付金が支払われる国も
育児休業制度そのものは、ほとんどの先進国で取り入れられていますが、その手厚さは国によって大きく異なります。
一番短いのはアメリカで、なんとわずか1週しかありません。特に長いのは一部のヨーロッパの国々で、ドイツ、フランスなどでは約3年間も雇用が保証されています。
日本は原則1年間で、特に短くも長くもなくといったところでしょうか。
フルタイムで1年間働いた場合と比べて、支給される給付金は何パーセント程度になるのか。
ここでも一番少ないのはアメリカで、なんと給付金はゼロ! 一方、スペイン、ポーランド、メキシコといった国々では100パーセント支払われています。
日本はやや多めです。
育休の二本柱である雇用保障と給付金が、どれくらい充実しているかは国によって大きく異なります。
ヨーロッパのいくつかの国々には「育休先進国」とでも呼ぶべき充実した制度がある一方、アメリカには実質的に育休がないも同然です。
日本は、両者の中間に位置し、先進国の間では平均的な水準です。諸外国と比べて、制度面が特に劣っているということはありません。
むしろ、アメリカのお母さん、お父さんたちは大変なんだなあと心配になってしまいます。
私はアメリカの隣国カナダに長年住んでいましたが、カナダの育休制度は日本と非常に似通っていました。
私の息子が生まれた時は、ちょうどサバティカルといって、大学から授業や管理業務を免除されて、研究に専念していた時期でした。
研究活動には時間的な拘束はほぼなく、融通がきいたので、私自身は育児休業を取ることはありませんでしたが、そうした事情がなければ、少なくとも1カ月程度は育児休業を取っていたと思います。
感想
なぜそうなのかは気になります。
下記の本を参考にしました
『家族の幸せ』の経済学
データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実
山口 慎太郎著