こんにちは。冨樫純です。
独学で、経済学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
データが明らかにしたモテ要素
マッチングサイトでは、利用者のサイト上での行動がすべてデータ化されています。
具体的には、誰が誰のプロフィールを見たのか、プロフィールを見たあとに「いいね!」やメッ
セージを送ったのか、メッセージを送った場合には、実際にデートに至ったと思われるかどうかなどを知ることができます。
どんなプロフィールを見た上で、誰に「いいね!」やメッセージを送ったのかがわかれば、そのデータを分析することで、この利用者はどういう人が好みで、自分の将来のパートナーに何を望んでいるのかを知ることができるというわけです。
データ分析の結果、利用者は以下のような好みを持っていることがわかりました。
やはり、容姿は重要な要素で、見た目のいい人ほど多くの人に好まれます。背の高い男性は女性に好まれる一方、背の高い女性は男性からは不人気なようです。
また、太っている男性は女性からやや好まれているのに対して、太った女性は男性から好まれていないようです。
収入は、男女とも高いほうが人気を集めますが、女性のほうが相手の収入を重視する傾向が強いようです。
学歴については、男女とも自分と近い人を好むのが一般的であるものの、女性は男性により学歴を求め、男性は学歴のある女性を避けるような傾向も見られます。
万人受けする、いわゆるモテるタイプがわかった一方で、恋人に対する好みは人によって大きく異なる部分があることも明らかになりました。
蓼食う虫も好き好きという言葉がありますが、モテるタイプでなかったとしても、広い世の中には自分を好んでくれる相手がいるのだという、なんだか希望のわく話です。
こうした結果を見て、あなたはどんな感想を持ちましたか? 意外な結果だったでしょうか?
おそらく、ほとんどの人にとって「当たり前」だと感じるような結果だと思います。
でも、「当たり前」をデータできちんと確認しておくことはとても重要です。
「当たり前」だと思っていたことがデータで確認できない、つまり、実は「当たり前」ではなかったと いうのは、社会科学の研究者ならば何度も体験しています。
事実関係を正しく踏まえるのが、私たちの社会の正しい理解への第一歩につながるのです。
感想
「当たり前」をデータできちんと確認しておくことはとても重要です。
「当たり前」だと思っていたことがデータで確認できない、つまり、実は「当たり前」ではなかったと いうのは、社会科学の研究者ならば何度も体験していますという箇所がおもしろいと思いました。
当たり前だと思っていたことが、データでは違っていたら、理由が気になります。
下記の本を参考にしました
『家族の幸せ』の経済学
データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実
山口 慎太郎著