とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

トイレから見たインド

こんにちは。冨樫純です。


本を紹介します。


①この本を選んだ理由


タイトルに興味があり、購入しました。


②こんな本です


『13億人のトイレ』

 下から見た経済大国インド

 佐藤 大介著

 角川新書

 

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インドはトイレなき経済大国だった!?


携帯電話の契約件数は11億以上。


トイレのない生活を送っている人は、約6億人。


マニュアル・スカベンジャーだった女性がカーストを否定しない理由とは?


差別される清掃労働者を救うためにベンチャーがつくったあるモノとは?経済データという「上から」ではなく、トイレ事情という「下から」海外特派員が迫る。


ありそうでなかった、トイレから国家を斬るルポルタージュ!


③こんな言葉が印象に残りました

 

小麦畑を見渡せる小高い場所に立ち、カウルは畑の一角にある、数本の木が立った茂みを指さした。


「あそこで私は用を足していました。草も生えているし、周りから見えなくなっているので、トイレとして使っていたのです。家にはトイレがありませんでしたからね」


茂みまでは、立っている場所から500メートル以上離れている。


村の集落にあるカウルの家からは1キロほどの距離だ。


もし、自分がトイレに行きたくなったとき、 1キロ先まで歩けと言われたら、かなりの絶望感を味わうに違いない。(本文より引用)


④この本が気になった方への3冊はこちら


池上彰の世界の見方 』

インド 混沌と発展のはざまで

  池上彰

 小学館


『アフリカ経済の真実』

  資源開発と紛争の論理

  吉田敦著

 ちくま新書


『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか』

  人糞地理学ことはじめ

   湯澤規子著

 ちくま新書


⑤感想


IT化がかなり進み、経済成長している印象のインドが、トイレ問題を抱えているとは思いませんでした。


そのギャップが興味深かったです。

 

興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。