とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

男性の意識を変える

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル  

 


「母親たち」からの要求

 


欧米では、なぜ育児に積極的にかかわる父親像の要求が、国際的な広がりをもって登場したのだ

ろうか。

 


それにはいくつかの理由があるだろう。

 


なかでも、こうした新しい父親像を求める波が、女性の側からやってきたことに異を唱える人は少ないだろう。

 


父親論の広がりの原因の一つに、ここ20年ほどの間に、国際的・国内的な広がりをもちはじめた、女性問題のうねりがあることは明らかだからだ。

 


この変化の波は、男性たちを巻き込まざるをえないかたちで、今、広がりと深さをもちつつあるというのも、女性たちがいかに意識を変え、社会参加・職業参加を拡大しようとしても、もう一つの性である、男性たちが旧態依然のままであれば、女性問題は解決しようがないからである。

 


「女性問題は、じつは男性問題だ」といわれるゆえんである。「男は外で働き、女は家を守る」 式の生活スタイルを、「男も女も、仕事も家庭も」という方向へと転換するためには、女性の社会参加の拡大に見合った男性の家庭や地域の参加が必然的に要請されることになる。

 


女性たちは、男性の生活スタイルを見つめ直すことを、男性たちに提起しはじめつつある。

 


とくに、これまでの仕事中心の生活スタイルを転換し、家庭や地域での男性の活動を求める声が拡大しようとしているのだ。

 


日本社会においても、こうした男性の生活スタイル見直しの要求は、今、大きな広がりをもとうとしている。

 


しかし、家庭参加する父親の問題はまだまだ日本では、多くの課題をかかえている。

 


というのも、すでに見たように、日本の父親たちは、こうした変化に十分な対応をしているとはい

いがたいからである。

 


感想

 


たしかに、男性側の意識が変わらないと女性問題は解決できないと思いました。

 


下記の本を参考にしました 

 


男性学入門』 

 伊藤 公雄

 作品社

 

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