とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

日本は女性差別大国か

こんにちは。冨樫純です

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


女性差別大国?ニッポン

 


国際的な女性問題の広がりの中で、日本社会もまた大きな転換を迫られている。

 


しかし、残念ながら、日本の現状は、まだまだ多くの問題をかかえ込んだままだ。

 


というより、今や、日本は国際的に「女性差別大国」と見られているのではないかと思うほどだ。

 


実際、国連機関、とくに、社会経済委員会関連の会議における日本政府への各国の視線は、人権問題、なかでも女性問題について、きわめて厳しいものになっている。

 


例として、国連自由権規約委員会での議論における、ヴェネズエラの委員の発言をとってみよう。

 


ここで何点か申し上げたいのですが、男女平等に関して申し上げたいと思います。この報告書にいろんなことが書いてあります。

 


日本は多くの努力を払ったと書いてあります。

 


そして措置を講じた、また女性の地位向上の努力をしていると書いてあります。また、86年の条約にも言及があります。

 


またそれに準じて86年、87年に法律を採択したと書いてあります。

 


また国内計画の見直しもしたということが書いてあります。 均等に関してであります。

 


また国会議員の女性の数、そして代表的な役職における審議会の女性のメンバーも増えていると、報告されているわけであります。

 


素晴らしいと思いますが、女性の数はまだ足りないとわたしは言いたいのです。

 


とくに公務、行政部をみてみますと、非常に限られた女性しかいないように思います。

 


報告書を読んでみますと、女性でトップの職についていらっしゃる方は、公務の場合1%ではないかへと思うわけです。

 


この統計データは、1974年以降のデータであります。例をあげますと14年後にまったく変化率が0%であります。

 


14年たっても0.7%というのが1990年であります。

 


これは政治問題なのでしょうか、文化的問題なのでしょうか、あるいは教育的な問題なのでしょ

うか。うかがいたいと思います。(『国連自由権規約委員会NGOからの報告』 イクオリティ)

 


日本は、戦後、「国連中心主義」を主張してきた。しかし、その「国連中心主義」は、安全保障関係において米国に追随するというだけのものにすぎなかったのではないか。少なくとも、社会権・人権をめぐっては、戦後の日本は、「国連中心主義」とはとてもいえない状況にあるといっていいだろう。

 


ついでにいうと、ここには、日本のマスメディアの姿勢の問題も指摘できるだろう。

 


国連について、ニューヨークを軸とする安全保障委員会関連の報道には熱心でも、ジュネーブにおいて開催されることの多い社会問題関連の委員会、なかでも人権関連の会議についての報道はきわめて少ない。

 


さきほどの発言のあった、1993年の自由権規約委員会は、女性問題の解決を含めて、死刑制度の廃止や代用監獄の廃止などについて、日本政府への「勧告」を行なっているのに、この「勧告」についてすぐに報道した日本のマスメディアは皆無だった。

 


感想

 


たしかに、日本は国際的に見て、女性差別大国の側面はあると思います。

 


下記の本を参考にしました 

 


男性学入門』 

 伊藤 公雄

 作品社

 

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