とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

構造改革特区

こんにちは。冨樫純です。

 


構造改革特区」についてのコラムを紹介します。

 


規制緩和が格差を拡大させたと言われますが、この特区には、負の側面はないのだろうかと思いました。

 


小泉内閣規制緩和政策の一環として2002年に成立した構造改革特別区域法は、全国一律に規制を緩和してきたこれまでの改革とは異なり、特定区域に限定して規制を緩和している。

 


これによって、各地域でユニークな試みがなされている。いくつかの例をあげよう。

 


青森県岩崎村の「白神のふもと・どぶろく特区」では、農業従事者が自ら生産した米を原料としてどぶろくを製造し、自ら営む宿の宿泊客に提供している。

 


福岡県久留米市の「カブトムシ特区」では、酪農家が家畜排泄物を野積みにし、その中でカブトムシを養殖し、小中学校等に配布している。

 


青森県三沢市の「サテライト型居住施設特区」では、郊外に設置されている大規模な特別養護老人ホームの機能の一部を市内住宅地に小規模に分散することによって、入居者が希望する住み慣れた地域での生活を確保している。

 


長野県山之内町の「よってかっしゃい!農業特区」では、農地取得の下限面積を緩和し、非農家の農地取得を促進するとともに、市民農園の開設を促している。

 


群馬県太田市の「外国語教育特区」では、市と民間が協力して小中高一貫教育の学校を設立し、国語等を除いた大半の授業を外国人教諭が英語で行っている。

 


神奈川県横浜市の「不登校等生徒支援教育特区」では、不登校の生徒のための中学校を新たに設置し、生徒の実態に応じた指導を行う教育課程を編成し、登校が困難な生徒に対しては専任のカウンセラーを配置している。

 


下記の本を参考にしました

 


『いちばんやさしい憲法入門 』

  初宿 正典 他2名

  有斐閣アルマ