とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

親殺しの現在

こんにちは。冨樫純です。

 


「親殺し重罰の系譜」についてのコラムを紹介します。

 


素朴な疑問ですが、なぜ親殺しが重罪だったのかと感じます。

 


別に「親殺し」に限らず、人を殺すことは、古今東西を問わずどこの国でも重大犯罪のひとつである。

 


その事情は今でも変わらないが、とくに親を殺すことは、ギリシア時代から特別にタブーとされてきた。

 


有名なギリシア悲劇のひとつ『オイディプス王』(ソポクレス作)にもこのテーマの一端が描かれている。

 


英米の刑法には、そもそも親殺しを特別に重い犯罪とする思想はないといわれているが、ヨーロッパ大陸の国々やアジア諸国の刑法では、従来、親殺しは原則として「死刑」になるぐらい重い犯罪とされてきた。

 


しかし、現在のヨーロッパでは、こういう親殺しの重罰制度をおいている国はほとんどなくなってきている。

 


下記の本を参考にしました

 


『いちばんやさしい憲法入門 』

  初宿 正典 他2名

  有斐閣アルマ