とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

女性議員の比率問題

こんにちは。冨樫純です。


本を紹介します。


①この本を選んだ理由


『あぶない法哲学』常識に盾突く思考のレッスン

 住吉 雅美著 講談社現代新書


で更に勉強したい人のお薦め本として紹介されていて、読んでみようと思いました。

 

②こんな本です


『問いかける法哲学

   瀧川 裕英著

 法律文化社

 

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賛否が分かれる15の論争的な問いを検討しつつ、法哲学の基礎的な概念や考え方がどのように役立つかを知る「いきなり実戦」型の入門書。


自由/平等/法と国家の3部構成で、どの問いからでも読み始めることができる。

 

大学入試対策用教材としても数多く活用されています。


法学部のみにとどまらず、広く文系一般の大学1~2年次生の基礎ゼミ用教材として最適です。


③こんな言葉が印象に残りました


日本では、女性議員の比率がきわめて低い。


この傾向は、現行憲法の制定により女性に参政権が認められて以来、一貫したものである。


こうした女性の過少代表の状況が改善されるべきであるのはほぼ自明のことのように思われるかもしれないが、はたしてそれはなぜなのか、またそのために何をすべきかと問われると、答えるのは実は必ずしも容易ではない。


こうしたなか、後者の問いへの応答として一部で注目を集めているのが、すでに諸外国で実施例のあるクォータ制(割当制)の導入である。


女性議席の設定はその代表的なものだが、各政党が選挙に際して一定比率の女性候補者を擁立すること(候補者レベルのクォータ制)も、有力な手法と見なされている。


しかし、このように、ある人が女性であるがゆえに議員になりやすくなる仕組みを導入することは、民主制の下で許されるのだろうか。


またそれは適切なことだろうか。


(本文より引用)


④この本が気になった方への2冊はこちら


法哲学

   瀧川 裕英 他2名

   有斐閣


『よくわかる法哲学・法思想』第2版

  やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ

  深田三徳 他1名

ミルヴァ書房


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。