こんにちは。冨樫純です。
「消極的自由と積極的自由」についてのコラムを紹介します。
自由という概念が、このように区別できると、曖昧さがなくなると感じました。
イギリスの政治思想史家アイザイア·バーリンは「自由」 概念の内実を消極的自由と積極的自由に区別した(バーリン 2000)。
消極的自由とは非干渉としての自由のことであり、「~からの自由」として定式化される。
すなわち、国家や多数派の専制を廃し、個人が行いたいと思う選択を行うことのできる自由の「範囲」を問題にするものである。
それに対して、積極的自由とは自己支配としての自由のことであり、「~への自由」 として定式化される。
すなわち、個人の決定事項を最終的に司る源泉が何かという自由の 「源泉」 を問題にするものである。
下記の本を参考にしました
『ここから始める政治理論 』
田村 哲樹 他2名
有斐閣ストゥディア