こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本を選んだ理由
哲学を勉強中で、古典的なものを読んでみようと思いました。
②こんな本です
『幸福論』
ラッセル著 安藤貞夫訳
自分の関心を内へ内へとむけるのではなく、外界へとふりむけてあらゆることに好奇心をいだくこと。
偉大なるコモンセンスの人ラッセルは、これこそが幸福獲得の条件であり、それは自己説得によって可能なのだと説く。
たくましく、しなやかに人生を生きるための知恵がこの幸福の処方箋にはたっぷりと書き込まれている。
③こんな言葉が印象に残りました
中庸というのは、おもしろくない教義である。
忘れもしない、私も若いときには中庸を軽蔑と憤りをもって退けたものだ。
なにしろ、当時、私が賛美したのは英雄的な極端
であったのだ。
しかし、真理はいつもおもしろいわけでない。
一方、おもしろいというだけで信じられているものもたくさんあるが、実際には、おもしろいという以外に有利な証拠はほとんどない。
中庸が一つの適例である。つまり、中庸は、おもしろくない教義かもしれないが、実に多くの事柄において真実の教義である。
中庸を守ることが必要である一つの点は、努力とあきらめとのバランスに関してである。
どちらの教義も、従来、極端な主唱者がいた。あきらめの教義を説いてきたのは、聖徒や神秘主義者であった。
努力の教義を説いてきたのは、生産性向上専門家と筋肉的キリスト教徒であった。(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『幸福論 』
アラン 他2名
『幸福論 』(第1部)
ヒルティ 他1名
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。