とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

ハーバードの東洋哲学

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 

①この本を選んだ理由


哲学を勉強中で、タイトルに惹かれて、読んでみようと思いました。


②こんな本です


『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』

 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義

 マイケル ピュエット&

 クリスティーグロス=ロー 他1名

 早川書房

 

 

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「この講義が終わるまでに、きみの人生は必ず変わる」


そう約束するピュエット教授の授業が、ハーバードで絶大な人気を誇るのはなぜか? 


現代にあてはめた孔子孟子老子らの教えに、いま学生たちが熱狂しているわけとは? 


ピュエット教授による東洋哲学の新解釈で、今までの常識が覆る!


③こんな言葉が印象的でした


どんな人もとっさに子どもを古井戸から救い出そうとするだろう。


しかし荀子は、日々のありふれた瞬間にあまり他的でない衝動をいだいている事実から目をそらしてはならないと考えた。


最悪の欲求や願望もわたしたちにとって自然なものの一部だからだ。


わたしたちは、交通渋滞につかまり、だれかにクラクションを鳴らされればカチンとくる。


友人の不運についてうわさ話をし、信じて打ち明けてくれた秘密をもらしてしまう。


人に批判的なことを言われて、何日も気にやむ。


その不安をしずめるために、オンラインショップで買いものをしまくる。


もし、飼いならされていない最悪の部分がちょくちょく顔を出すのをいつも許していると、どの瞬間でも「本物の」自分をそのまま受け入れているとどうなるだろう。


葡子は、つぎのように書いている。

 

人の本性は悪であって、それを善にするのは人為によるものだ。今、人の本性には生まれつき利益を好む傾向がある……また、生まれつき人をねたみ憎む傾向がある。


そうだとすれば、人の本性に従い、感情のままに

行動すると、かならず争い奪い合うことになり、社会の秩序が乱れ、ついには天下に混乱をきたす。

(本文より引用)


④この本が気になった方への2冊はこちら


『なぜ今、世界のビジネスリーダーは東洋思想を      

    学ぶのか』

    田口佳史著

 文響社


『意味の深みへ』

  東洋哲学の水位

  井筒 俊彦著

 岩波文庫


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。