こんにちは。冨樫純です。
独学で、社会学を学んでいます。
そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。
感想も書きたいと思います。
話題
「朝の10分間読書運動」の効果は?
読書教育の試みは、現在、小中学校・高校で行われている「朝の一〇分間読書運動」にも見出すことができます。
「朝の一〇分間読書運動」とは、高校生の活字離れに危機感をもった千葉県の私立女子高校の教員2人が1988年に始めた運動です。
そして、毎朝、授業開始前の10分間、教師と生徒が本を読む時間を設定することで、生徒たちの読書時間は増えている、とされます。
この運動に関して、浅羽通明(『教養論ノート』(幻冬舎)は、「「読書という孤独」が、女子高校生たちに「意志」と「自信」をはらませた」といいます。
彼によれば、女子高校生たちは、「朝の読書」時間中は私語を禁止されることによって、仲間集団という肥大化した「中間共同体」から意図的・人為的に「ひきこもる」ことが可能になった。
さらに、「黙読」を強要されることによって自己の「内面」に向き合うことができるようになった、といいます。
そして、H・アーレント(『精神の生活』岩波書店)の「思考の「ひきこもり」作用」に関する議論を引きながら、孤独に黙読する者は友人関係という中間共同体から一時的に撤退し、「自前で」個性的に考えることができる、としています。
感想
ぼくも高校生くらいまで、読書が好きではありませんでした。
今考えると、内容が理解できなかったのが原因だと思います。
つまり、読解力が足りなかったのだと思います。
読解力がつき、おもしろいと感じるようになると、世界が広がったように感じ、読書が好きになりました。
下記の本を参考にしました
『ライフイベントの社会学』
片瀬 一男著