こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
哲学を勉強中で、東洋思想もおもしろいと思い、まずは、入門書を読んでみようと思いました。
②こんな本です
超入門「中国思想」
湯浅邦弘著
だいわ文庫

中国の古典、特に今から二千数百年前の「諸子百家」の思想は多種多様!他人と交わって、社会人として生きていくことを説く孔子。人の本性を「善」だと言い切った孟子、「悪」だと断言した荀子。
文明化を真っ向から否定した老荘思想。
戦場における組織と運営の理論を説いた孫子。
法治の思想を完成した韓非子。
陰陽師で一躍有名になった呪術的思想のルーツ「五行説」をまとめた鄒衍…多様な角度でわかりやすく解説。
③こんな言葉が響きました
両親からいただいた肉体や毛髪や皮膚を、傷つけ損なわないこと、これが孝の第一歩。
孝はまず親に仕えることに始まり、上司に仕えることを経て、身を立てることで完成する、という意味です。
皆さんがイメージされていた「孝」と比べてどうでしょうか。
少し違和感を抱かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、これこそ中国的「孝」なのです。体に傷をつけないのが孝の第一歩とされている点は、特にわかりにくいかもしれません。
これは、肉体の保全が子孫の継承につながるからです。(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『諸子百家』ー儒家・墨家・道家・法家・兵家
湯浅 邦弘著
中公新書
『中国思想を考える』ー未来を開く伝統
金谷 治著
中公新書
⑤感想
「両親からいただいた肉体や毛髪や皮膚を、傷つけ損なわない」という考え方の由来がここにあることに驚きました。
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。