とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

親が子供を設計する

こんにちは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い

 

何年か前に、ハーバード白熱教室と題したテレビ番組がありました。
そこで、人気のサンデル教授の講義を見て、政治哲学に興味を持ち、読んでみようと思いました。


②こんな本です

 

『サンデルの政治哲学』
 <正義>とは何か
 小林 正弥著
 平凡社新書

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ハーバード白熱教室」での鮮やかな講義と、核心を衝く哲学の議論で、一大旋風を巻き起こした政治哲学者マイケル・J.サンデル。

 

彼自身の思想と「コミュニタリアニズム」について、サンデルがもっとも信頼を寄せる著者が、その全貌を余すところなく記した。

 

③こんな言葉が響きました

 

「親が子供を設計することはよいのかどうか」という問題である。

 

従来は、「子供は、親(人間)の意思や野心によってデザインされたり、選択されたりするものではなくて、贈られるもの、天賦のもの(gift)として受け入れる」という倫理観があった。

 

これが遺伝子工学の進展による 増強によって、脅かされている。そういう設計をする親には誕生の神秘を支配したり、統制しようとする倣慢があるのではないか。(本文より引用)

 

④この本が気になった方への2冊はこちら

 

『公共哲学』
 政治における道徳を考える
 マイケル・サンデル
 ちくま学芸文庫

 

『サンデル教授の対話術』
 マイケル・サンデル 他1名
 NHK出版

 

興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。