こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
哲学を勉強中で、イスラム教もおもしろいと思い、入門書を読んでみようと思いました。
②こんな本です
『イスラームを知ろう』
清水 芳見著
岩波ジュニア新書
③こんな言葉が響きました
一夫多妻制に対しては、とくに一夫一妻を結婚の最良の形態とみなすキリスト教徒からの批判があります。
批判の理由は、男尊女卑、家族生活を破綻させる一因となる、といったことです。
それに対して、ムスリムのほうは一夫多妻の正当性を主張します。
正当性の根拠のひとつは、一夫一妻制のもとで妻以外の女性と不倫したりするよりは、複数の妻を認めるほうが道理にかなっているというものです。
ムスリム側の言い分の是非はともかくとして、ここで重要なことは、イスラームで多妻が積極的にすすめられているわけではないということです。
クルアーンの4章3節は、けっして「複数の妻をめとらなければならない」といっているのではありません。
孤児の救済のために「4人まで妻をめとってもよい」といっているのであって、むしろ一夫多妻は例外として認められているというべきでしょう。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『ブッダ物語』
中村 元 他1名
岩波ジュニア新書
『イスラム教入門』
中村 広治郎
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。