とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

キリスト教入門

こんにちは。冨樫純です。


本を紹介します。

 

①この本との出会い


哲学を勉強中で、キリスト教もおもしろいと思い、入門書を読んでみようと思いました。


②こんな本です

 

キリスト教入門 』

   山我 哲雄著

   岩波ジュニア新書

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2000年に及ぶ歴史を通じて、欧米の文化の精神的支柱としての役割を果たしてきたキリスト教


本書を読めば、ユダヤ教を母体として生まれ、独立した世界宗教へと発展し、諸教派に分かれていったその歴史と現在や、欧米の歴史、思想、文化との深い関係を学ぶことができます。


異文化理解のための、教養としてのキリスト教入門。


③こんな言葉が響きました


「隣人への愛」について、イエスは別のところで説明しています。


ある旅人がに襲われて血を流して道に倒れていた。通りかかった祭司やレビ人(いずれも宗教的指導者層)は見て見ぬふりをして通り過ぎたが、最後にユダヤ人と敵対しているはずのサマリア人の旅人だけは、怪我人を介抱して助けた、というの

です。


「隣人を愛する」とは、今流に言えば、要するに他人の尊厳と人権を尊重し、特に困難な状況にある場合にはすすんで助けの手を差し伸べるということなのです。


ここでは、被害者の「隣人」になったのが、ユダヤ人が見下すサマリア人であったという点に、ユダヤ人の選民主義に対するイエスの風刺がきいています。


別のところでイエスは、「(あなたの)敵を愛し、自分を追害する者のために祈りなさい」(マタ五)と教えています。


これを実際に行うことが容易でないことは言うまでもありません。この「敵を愛せ」という愛の戒めを、どのように解釈し、どのように実行していくかは、すべてのキリスト教徒に課せられた永遠の課題でしょう。


(本文より引用)


④この本が気になった方への3冊はこちら


『仏教入門 』

   松尾 剛次著

   岩波ジュニア新書


『聖書物語 』

   山形 孝夫著

 岩波ジュニア新書


『なんでもわかるキリスト教大事典 』

   八木谷 涼子著

 朝日文庫


感想


敵をも尊重し、愛することはなかなかできることではないと思いました。


このような「やさしさ」が三大宗教となった理由のような気がします。


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。