こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本を選んだ理由
聖書に興味があり、おおまかでもいいので学びたいと思い、購入しました。
②こんな本です
『教養としての聖書』
神はえらいですけど、理屈があれば、何を言ってもいい。「神さま、なんでこうなんですか?」みたいな。
これが一神教の考え方です。日本人は相手がえらいと、「ハハー」みたいになっちゃって、論争できませんね。だからビジネスの交渉でも、世界で渡り合えないんです。
相手が神でも議論するんですから、相手が人間なら、大統領だろうと、社長だろうと、(中略)ガンガン議論する。
これが聖書を読んだ、一神教徒のやり方です。だったら日本人も、聖書を読まないでどうしますか。(本文より)
今や宗教は基礎教養のひとつだが、「聖書」を読み進めた人はどれくらいいるだろうか。
本書では、創世記、出エジプト記、申命記、マルコ福音書、ローマ人への手紙、ヨハネ黙示録の六書をピックアップし、宗教社会学の大家がダイジェスト形式で解説。
慶應義塾大学MCCキャンパスの人気講義を書籍化。読みやすい受講生とのライブ感溢れるやり取りで、いつの間にかあなたは聖書を身につけることができる。
これを読めば、聖書の中身が7割方わかる!
③ こんな言葉が印象に残りました
橋爪 さて、Godは六日間で天地創造を終え、七日目はどうしたと書いてありますか。
受講生 安息した。
橋爪 はい、安息しました。
安息とはなにか。日本語の語感でいうと、「疲れて休んだ」みたいに思えてしまいます。
けれども、安息は、休息とは違って、単に仕事をしない、という意味です。
人間は神と違って疲れるから、安息には休息の意味もありますけれどもね。で、2章3節には、七日目を、Godは「祝福し、聖別」した、とあります。
聖別とは、特に神に関係あるものとして、区別することです。あとで 「出エジプト記」のところで出てくる十戒には、安息日には休め、と書いてあります。
では、安息日は何曜日なのか。
質問。一週間は、何曜日から始まりますか?
受講生 日曜日?
受講生 月曜日?
橋爪 どっちですか。 正解は、日曜日。曜日は、太陽系の天体を配列しているので、ちばん大事な太陽から始まります。以下、→月→火星→水星→…と続いていくのですね。最後が土星の、土曜日です。
では、質問。安息日は、何曜日ですか?
受講生 土曜日?
橋爪 そう。七日目だから、安息日は土曜日でなければなりません。だからユダヤ教徒は、土曜日に休む。正確には、金曜の日没から土曜の日没までが、土曜日です。
受講生 ではまた、質問。キリスト教はなぜ、日曜日に休むのですか?
橋爪 それは、イエス・キリストが日曜日に復活したことを記念して、と言われます。十字架で死んだのが金曜日で、その日を数えて、三日目の日曜日に復活したのですね。 そこで日曜日に教会に集まって、礼拝を行なう。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『はじめての聖書 』
『世界がわかる宗教社会学入門 』
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。