こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
哲学を勉強中で、仏教もおもしろいと思い、入門書を読んでみようと思いました。
②こんな本です
『仏教入門』
松尾 剛次著
岩波ジュニア新書
仏陀の誕生と基本思想、大乗仏教の成立、アジア各地への展開をわかりやすく述べるとともに、日本の仏教受容、鎌倉新仏教と近代以降の展開など、日本仏教の解説にも力点をおく、日本人の生活や価値観に大きな影響を与えている仏教の本質を知り、現代を生きる私たちにとっての宗教の意味を考えるための本格的で平明な仏教入門。
③こんな言葉が響きました
キリシタン禁制の強化と関連して「檀家制度」「寺請制度」が支えられる関係にあったといえます。
ここに、僧侶は、戸籍原簿の作成の任務も負う、いわば江戸幕府の官僚、幕府の「官僧」となり、仏教は、いわば国教となったのです。
このように幕府の官僚と化した僧侶たちは、檀家制度にあぐらをかいて、信者を獲得するための努力をする必要がなくなってしまいました。
その結果、葬式と年忌などの法事を主な仕事とする、葬式仏教者となっていった一面があったのは否定できません。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『ヨーロッパ思想入門 』
岩田 靖夫著
岩波ジュニア新書
『キリスト教入門 』
山我 哲雄著
岩波ジュニア新書
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。