こんにちは。冨樫純です。
キリスト教の影響を受けているような感じがしました。
彼は、儒家の家族愛を中心とする思想は差別愛でもあるとして、無差別の愛を説く兼愛説を展開した。
儒家は家族愛を拡大して他者への愛を説くが、近親者と他者への愛が衝突してしまう。
墨子は血縁に関係なく平等に愛することを唱えた。 兼愛とは、兼く愛することであり、無差別平等の愛を意味する。
ただ、彼の非戦論は今で言う専守防衛論で、非武装を説いたものではない。 さらに墨家は、防衛だけでなく、非攻=反侵略戦争を実現するため、侵略されている他国へ行って防衛戦をも行ったのである。
下記の本を参考にしました。
倫理資料集
第一学習社