とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

墨子とキリスト教

こんにちは。冨樫純です。

 

墨子非攻論と平和の実現」についてのコラムを紹介します。

 

キリスト教の影響を受けているような感じがしました。

 

また、日本の自衛隊専守防衛なので、似ていると思いました。

 

墨子は、前5世紀半ばに孔子と同じ魯の国に生まれた。

 

彼は、儒家の家族愛を中心とする思想は差別愛でもあるとして、無差別の愛を説く兼愛説を展開した。

 

儒家は家族愛を拡大して他者への愛を説くが、近親者と他者への愛が衝突してしまう。

 

墨子は血縁に関係なく平等に愛することを唱えた。 兼愛とは、兼く愛することであり、無差別平等の愛を意味する。

 

また、大国による侵略戦争を否定する非攻論を展開している。

 

ただ、彼の非戦論は今で言う専守防衛論で、非武装を説いたものではない。 さらに墨家は、防衛だけでなく、非攻=反侵略戦争を実現するため、侵略されている他国へ行って防衛戦をも行ったのである。

 

下記の本を参考にしました。

倫理資料集 
第一学習社