こんにちは。冨樫純です。
「火葬の習慣」についてのコラムを紹介します。
魂の浄化のための火葬だったことに、少し驚きました。
火葬の発祥地はインドだとされている。
先祖さまへの目印になる盆提燈か行燈を燈すが、亡くなって初めての盆には白い提燈を使う。
そして、16日(15日)には送り火を焚き、ご先祖
焼いて完全に消滅させることで、魂の浄化が早まると考えられた。
ブッダが亡くなった時も、たくさんの香木とともにその亡骸が焼かれたといわれる。
そのため、仏教では火葬が正式な葬法とされた。
イスラームでは、再び蘇り、最後の審判を受けるのを待っている死者を火葬にするのは、生きている人間を火あぶりにするのと同じで、火あぶりは最終的に地獄に落ちたものが神から受ける刑罰とされている。
日本では、もともと土葬や風葬が一般的であったが、仏教の伝来以降、次第に火葬が主流となった。
その後、江戸時代に儒教の影響を受けた将軍や大名は再び土葬を用い始めた。
明治維新後、いったん火葬は禁止されるが、2年後に復活する。
その後は火葬が一般的になり、衛生上の理由などから土葬は法律で禁止されることとなった。
下記の本を参考にしました。
倫理資料集
第一学習社