とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

レジ袋有料化の背景

こんにちは。冨樫純です。

 

「容器包装のリサイクル」についてのコラムを紹介します。

 

コラムのような背景があったから、レジ袋が有料化になったのかと思いました。

 

従来、家庭から排非出される廃棄物は一般廃棄物と定義され、原則的には市町村の責任で処理されることになっていた。

 

しかし、人びとの生活水準が上昇して消費内容が豊かになると、廃棄物の内容も多様化し、一部処理の困難なものも現れるようになった。

 

とくに、家庭系の廃棄物の増加する容器包装廃棄物の対処に市町村は困難を覚えるようになった。

 

かつては統一ガラス瓶をリターナブルの形で生産者に戻す仕組みがあった。

 

現在でもビール瓶にはデポジットがかかっており、しかも瓶は統一化され、また統一化されたプラスチック箱、パレットによって、円滑に生産者まで返還されるシステムが存在する。

 

また、消費が商店街中心に行われたとき、買い物袋を提げて購入するスタイルが普通であった。

 

しかし、大手ディスカウンターやスーパーマーケット、コンビニ中心の消費に形態が変わるにつれ、ワンウェイのプラスチック容器や袋が多用されるようになり、これも一因となって容器包装廃棄物が増加することになった。

 

多くの先進国でも事態は同じで、この問題に対処するため、ドイッではいわゆる拡大生産者責任の概念に基づく容器包装のリサイクル政令を実施した。

 

日本は1999年に容器包装リサイクル法を施行し、 特定容器包装の生産者·利用者にあらかじめリサイクル料金を支払わせることにより、使用後の容器包装の処理に関する生産者の責任を求めたのである。

 

下記の本を参考にしました。

 

環境経済学
 細田 衛士 他1名著
 有斐閣アルマ