こんにちは。冨樫純です。
「介護保険は世帯単位か個人単位か」に関するコラムを紹介します。
少々ややこしい話です。
介護保険の第1号被保険者は、医療保険と違って、一人ひとり個人単位で保険に加入し、保険料を支払う。
所得段階別保険料の段階を設定するに当たって世帯の所得が考慮されることがあったり、保険料の支払いについて世帯主や配偶者に連帯責任が課されるということはあるが、加入も保険料支払いも個人単位である。
しかし、第2号被保険者は医療保険の枠組みを借りているので、夫が勤め人の場合は、本人だけでなく無業の妻の分も合わせて、夫が加入している健康保険組合などが全体として負担する。
また、自営業などの場合も、加入は個人単位だが、保険料は世帯単位で支払う。
したがって、介護保険でも第2号被保険者は個人単位とはいえない。
下記の本を参考にしました。
『はじめての社会保障 』福祉を学ぶ人へ
椋野美智子・田中耕太郎著 有斐閣アルマ