こんにちは。冨樫純です。
「ケアプラン」に関するコラムを紹介します。
施設サービスと在宅サービスの違いが多少わかります。
施設サービスは、たとえていえば、スープはA、メインはB、デザートはCと全部決まっているレストランのセットメニューのようなもの。
食事の時間、お風呂の時間、リハビリの時間、すべて集団生活のルールによって決まっている。
最近は、メインコースは魚か肉かとか、デザートかコーヒーかという程度の選択はできるようになった。
だから、介護保険では、施設でも一人ひとりに合わせたケアプラン (施設サービス計画)が作成される。
といっても、施設では、それほど自由な選択ができるわけではない。
これに比べ、在宅サービスは、一品料理。 もちろん無限のメニューがあるわけではないけれど、自由度がはるかに高い。ただし、好き勝手に注文すると予算オーバーの可能性もある。だから、会計を預かる幹事としては、1人いくらまでという制限をつける。
でも、みんながそれぞれウェイターに注文したら
うっかり制限額を超えてしまっても幹事にはわからない。 だから、あらかじめ注文を幹事である市町村に届けてもらう。
しかも、注文書は、栄養バランスがその人に最適になるようにプロにつくってもらうことができる。
この注文書がケアプランだ。
注文書づくりのプロはケアマネジャーだ。
下記の本を参考にしました。
『はじめての社会保障 』福祉を学ぶ人へ
椋野美智子・田中耕太郎著 有斐閣アルマ