とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

アーリーリタイアとは?

 

こんにちは。冨樫純です。

 

アーリーリタイアについて、興味があるので、調べてみました。

 


まず、どんなものか、セミリタイアと比較しながら説明し、次に、貯金がいくら必要か説明し、最後に、メリット、デメリットを説明します。

 


アーリーリタイアとは?

 


定年前に退職し資産を切り崩しながら生活するスタイルアーリーリタイアとは、定年退職などを待たずして仕事を辞めて、現在ある貯金などの資産を切り崩しながら生活していくことを指します。人生100年時代となり「70歳まで働きたい」という人がいる一方で、自分の趣味や家族との時間を大切にしたいという人が、40代や50代でアーリーリタイアをしているようです。

 

 

 

アーリーリタイアとセミリタイアの違い

 


似たような言葉に「セミリタイア」というものがあります。セミリタイアとは、定年が来る前に早期退職することはアーリーリタイアと同じです。しかし、退職後の過ごし方に違いがあります。

 


アーリーリタイアは退職後、今ある貯金を切り崩しながら生計を立てます。

一方、セミリタイアは貯金をはじめとした資産を切り崩すこともあるかもしれませんが、パートやアルバイトなどの職を持って最低限の収入を得ながら、自分の生活を楽しむスタイルを指します。

 


アーリーリタイアが完全に仕事を辞めてしまうのに対し、セミリタイアはわずかでも収入があるので、生活資金などの蓄えをすることがアーリーリタイアよりは楽かもしれません。

 


貯金がいくらあればいい?

 


独身の場合

 


総務省統計局が出している「家計調査報告(家計収支編)―平成29年(2017年)平均速報結果の概要(https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/nen/index.html )」によると、35~59歳の単身世帯の平均消費支出額は月当たりで182,207円でした。個人差はあるものの、年金が支給されるまで月々の生活費約20万円が必要ということになります。

 


年金支給開始が65歳だとして、単純に50歳から15年間生活していくには20万円×12ヵ月×15年分が必要なので、最低でも3,600万円の貯金は必要となります。ただあくまで平均額での計算ということと、生活費以外に突発的な出費もあることを考えると、これ以上の額の貯金がなければ現実的に難しいかもしれません。

 


同様に、30代や40代でアーリーリタイアする場合も20万円×12ヵ月×(年金支給が開始されるまでの年数)年分は生活費が必要になります。

 


家族がいる場合

 


同様に「家計調査報告(家計収支編)―平成29年(2017年)平均速報結果の概要―」で2人以上の世帯の平均消費支出額は月当たりで287,315円となりました。家族の人数などで上下することはありますが、約30万円が生活費としてかかっている計算になります。

 


メリット・デメリット

 


メリット

 


会社の「早期退職制度」を利用できる可能性があることです。早期退職制度とは、希望退職制度の1つの方法で、通常の定年退職より退職金などを優遇する代わりに、定年前に退職を促す会社の人事制度です。

 


会社によって制度があるところとないところ、また、定期的に退職者を募っている会社や突発的に早期退職者を募集する会社など様々ですが、40~50代なら少し多めに退職金をもらって会社を辞めることができるかもしれません。

 


やりたいことを実現する体力がある定年である60代を待つよりも、40や50代でアーリーリタイアをすれば、その分若くて体力のあるうちに自分がやってみたかったことに打ち込む体力がある状態のまま、時間を使うことができます。

 


世界一周旅行に出かけたり、あるいは思い切って地方に移住してみたり、大きく変化が伴うようなアクションは意外と体力を使います。早めに自由な時間を手に入れることができれば、体力のある若いうちに様々なことにチャレンジできます。

 


デメリット

 


再就職が難しいということがあります。

きちんと貯金をした上で早期退職し、アーリーリタイアしたとしても、「自分が思い描いていた生活と違う」「予想外の出費で貯金が足りない」という事態に陥ることもあります。アーリーリタイアの生活から抜け出し、再就職しようと思っても50代だと他の年代と比較して就職が難しい傾向にあります。

 


再就職が難しいかもというリスクをとってでもアーリーリタイアするか、もしくは不測の事態に備えてより多く貯金を行っておく必要があります。

 


下記のサイトを参考にしました。

https://www.google.co.jp/amp/s/www.excite.co.jp/news/article-amp/Toushin_11513/