こんにちは。冨樫純です。
日本代表の試合の翌日のテレビや新聞は決定力不足と報じていました。
でも、その原因や改善策は報じていなかったと思います。
そこで、その原因を調べてみました。
9つあると思います。
①どこからでもゴールを狙う意識が欠けている
目的は点を取ることなのに、ボールを回すことで満足してしまっているようなチームがよく見られます。
このようなチームは実力差がある相手には、ガンガン大量点を取るのですが、実力が拮抗した相手だと途端に決定力不足に陥ります。
また、「バイタルエリアに入らないとシュートは打ってはいけない」と勝手に思い込んでいるかのようなプレーをするチーム(選手)もいます。
どのポジションの選手であろうと、ボールを持ったときに一番最初に考えるべき選択肢はシュートです。
フォワードに限らず、「いつでもどこからでもゴールを狙う意識」はフィールド上にいる選手全員が常に持ち続けなければいけません。
②DFを外す動きができていない
少年サッカーでよく見られますが、目の前にDFがいるのに闇雲にシュートを打ってしまうパターンですね。
DFは基本的にゴールを背にしてポジションを取りますので、シュートを打つ前にDFを外してシュートコースを作らないと、DFに当たってしまいます。
闇雲に打つクセがあるなら、このDFを外す動きを練習する必要があるでしょう。
なお、必ずしもDFを「かわして抜く」必要はありません。抜かなくても、一瞬だけDFをシュートコースから外してゴールが見えた瞬間に素早く打てばよいのです。
③ジャストミートしていない
インサイドキックもインステップキックも、当てるべき足の箇所にボールの芯を捉えるのが基本です。
これができていないと、狙った方向にボールは飛びませんし、威力も中途半端なので簡単にゴールキーパーにキャッチされてしまいます。
ジャストミートしていないことが原因なら、単純なシュート練習も効果があるでしょう。
④慌ててしまう
ゴール前、「シュートチャンス!」と意識すると、平常心を失って慌ててしまうんですね。
気持ちが焦っているので、ゴールの位置もろくに確認していませんし、DFがどこにいるかも分かっていません。
焦るあまり、ボールをしっかり芯でとらえていないことも多いので、とんでもない方向に飛んでいったりします。
完全にメンタルが原因です。
⑤きれいな形にこだわりすぎる
日本代表の試合でもよく見られますが、ちゃんとゴール前で崩してシュートチャンスを作り出し、理想的なカタチでシュートを決めることにこだわりすぎているパターンですね。
実力差がある相手なら通用するかもしれませんが、拮抗した相手や格上相手だと、なかなかそのようなシュートチャンスは与えてもらえません。
ときには泥臭く、どんなカタチでもいいから、とにかくボールをゴールに押しこめばいいという意識が必要なケースもあります。
日本代表でこの泥臭さをもっとも体現しているのは、岡崎慎司選手でしょう。
⑥コースを狙っていない&狙うべきコースを知
らない
闇雲に「とりあえずゴールのある方向へ蹴っておけばいいだろう」というシュートですね。
プロでも状況によってはゴールを見ずに打つこともありますが、基本的にはしっかりコースを狙って打つべきでしょう。
なお、ゴールの両端は誰もが知っているシュートコースですが、実は他にもこのようなコースがあります。
⑦コントロールできていない
(シュートの正確性)
打つべきコースを知っていても、コントロールできなければ思い通りのコースに打つことはできません。
コントロール不足は、先ほどの「ジャストミートしていない」ことも大きな原因のひとつですが、シュートフォームや軸足の置く位置に問題があるケースも少なくありません。
このような課題は、おもにシュート練習を通じて身につけることになるでしょう。ただし、身体がブレて不安定なことが原因であれば体幹も鍛える必要もあります。
⑧キーパーとの駆け引きをしていない
狙うコースやタイミングを工夫して、いかにキーパーの意表を突いてシュートを打つかを考えられるようになると、ストライカーとして大きくステップアップできるでしょう。
⑨ゴールまでのイメージができていない
行き当たりばったりでシュートを打つだけではなく、ボールがゴールに入るまでの一連のイメージをあらかじめ持てるようになると、さらにゴールの数は増えるでしょう。
「どのような動きでDFを置き去りにし、ファーストタッチでどこにボールを落とし、どのコースを狙ってシュートを打つのか」、といったことをイメージする力と、それを実現するスキルを併せ持っているのが、一流のストライカーと言えます。
下記のサイトを参考にしました。
http://サッカー練習方法.com/column/ketteiryokubusoku.html