とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

なぜ消費税増税なのか

こんばんは。冨樫純です。

 

増税するなら消費税だとは考えていました。

でも、本来なら、増税しないで財政を健全化させるのが望ましいとは思います。

では、なぜ消費税増税なのか、デメリットはないのか知りたいと思い、調べてみました。

 

なぜ消費税増税なのか

 

①安定収入(財源)となりやすい

 

消費税は商品やサービスが消費されれば税が発生するので、個々人の所得や事情に関係なく、

いわば人間が生活していく過程では必ず課税場面が出てくる制度である。

したがって、法人税所得税のように、その時々の景気に左右されることがなく、安定的な税収が見込める。現在,日本の財政赤字は深刻であり、国の事業に用いる資金が不足している。

しかも、後はさらなる高齢化に伴い、医療費や年金といった社会保障費の増大は避けられない。こうしたことから、景気に左右されず安定的な税収(財源)を得る方法として、消費税の税率アップが議論されているのである。

 

②税の中立性·公平性を実現しやすい

 

誰でも同じ税率だから公平を保てるといった視点に立っている。その一方で、消費税には逆進性があり、公平な税制ではないという指摘もある。その根拠は、低所得者貧困層は消費全体に占める生活必需品の割合が高いため、消費税の負担が大きく感じやすいというのである。

 

ところで、累進課税制度を採用している所得税は、所得が多い人ほど税率が高くなる仕組みである。こうした仕組みは「国家による強盗」ともいわれ、労働意欲や生産意欲を削ぐ恐れがあるという指摘もあるくらいで、公平性を保ったものとは言い難い。

 

デメリット

 

消費税の増税によって消費者の買い控えが進んだり、市場の流通通貨量が減少したりして、経済活動を鈍らせる恐れがあるのではないかという指摘もある。経済活動の低下は、結果的に税収が減少する要因となる。

 

下記の本を参考にしました。
『小論文の完全ネタ本』

  キーワード集[社会科学系]編

  神崎史彦著

  文英堂