こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
元々地方財政に興味があり、先生が薦めていた本なので、読んでみようと思いました。
正直、教科書なので興味がある人は少ないと思います。
②こんな本です。
『破綻と再生』
自治体財政をどうするか
五十嵐敬喜+立法学ゼミ著
本書は、破綻しかかっている自治体の破綻原因をみるだけでなく、逆に健全自治体の成功要因
みることによって、どうしたら自治体はこの危機から再生することができるかを考えようとした。(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
日本の多くの自治体は、親から仕送りを受け続けている大きな子どものようなものである。子どもが経済的な自立を果たして初めて自由な生き方ができ、生きる喜びと自己責任を持つよう
に本来なら、財政の自立こそが自治体の自治のためには不可欠だ。
しかし99年では、国から普通交付税をもらっていない、自立した自治体·不交付団体はわずか85団体(都道府県では東京都だけ)しかない。これに対して、交付団体は3191である。地方交付税とは、自治体間格差をなくすために国から自治体へ、要するに日々の生活費として"何に使ってもいいですと配られる金である。自治体は自治体の最低限の仕事もみずからの金だけでは、満足にはできないということだ。
(本文より引用)
④この本が気になった方への3冊はこちら
「道路をどうするか」
五十嵐敬喜他1名著
「地元がヤバい…と思ったら読む凡人のための
地域再生入門」
木下斉著
「子どもが増えた! 明石市人口増・税収増の自
治体経営」
湯浅誠他2名著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。