こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
タイトルに惹かれて購入しました。
「地方消滅」という衝撃的な警鐘に反論するかのようなタイトルだと思いました。
②こんな本です。
『地方消滅の罠』
「増田レポート」と人口減少社会の正体
山下祐介著
2040年までに全国の市町村の半数が消滅する」とぶちあげ、「すべての町は救えない」と煽って衝撃を与えた日本創成会議の「増田レポート」。
だがその警鐘にこそ、地方を消滅へと導く罠が潜んでいる。「選択と集中」などという論理を振りかざす本当の狙いは何か。
「棄民」への政策転換がなされたように見せかけているのはなぜか。
限界集落問題がつくられたことを示して話題となった社会学者が、増田レポートの虚妄を暴き、地方を守るために必要な論理と、再生に向けた道筋を示す。(帯部分より引用)
③こんな言葉が響きました。
経済力は暮らしの余裕をつくり、他方でさらに高い経済力を獲得しようとすれば、暮らしの余裕を犠牲にすることになる。経済と暮らしはバランスよく構成されていなければならない。そのバランスを欠いたことが出生率低下の原因である。(本文より引用)
考えてみよう。首都圏の郊外で夫婦共働きだと、都心にそれぞれが働きにでれば、その通勤
だけでも相当な時間が家庭領域から経済領域に振り向けられていることになる。
片道1.5時間×往復×2人とすれば、一家庭あたり6時間が毎日犠牲になっている計算だ。
(本文より引用)
④まとめ
ぼくも、経済と暮らしはバランスよく構成されていなければならないと思います。
仕事と暮らしが、融合する感じが理想だと思います。
⑤この本が気になった方への3冊はこちら。
『地方消滅』
東京一極集中が招く人口急減
増田寛也著
『農山村は消滅しない』
小田切徳美著
『限界集落の真実』
過疎の村は消えるか?
山下祐介著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。