こんばんは。冨樫純です。
本の紹介をします。
①この本との出会い
元々政治学に興味があり、先生が薦めていた本なので、読んでみようと思いました。
正直、教科書なので興味がある人は少ないと思います。
②こんな本です。
『現代政治学』
加茂利男・大西仁・石田徹・伊藤恭彦著
有斐閣アルマ
この本はタイトルが示すように、大学の専門科目である「政治学」「政治学概論」や「政治学原論」用のテキストとして、また大学院や公務員試験などの受験参考書として活用できるようにつくられた書物である。したがって、できるだけ新しい研究成果をふまえながら、政治学の主な領域の重要な知識を網羅的·体系的に学べるように工夫して編集·執筆されている。
章立ては、総論から各論へ、政治学の中心的な理論分野から行政学·政策科学や国際政治学など新しく発展しつつある分野へという順序で構成しているが、各章は比較的独立性が高く、章間の関係がわかるよう相互参照個所をできるだけ丹念に示しているので、どの章から読んでもらってもよい。
(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
人々が政治に対して無関心であったり、絶えず、積極的な政治行動を行わないことは、たしかに一方では政治に対して過剰な要求をしないという点で、政治体制の安定にとってプラスに作用する。しかし他方で、政治的無関心、政治的無力感、政治的疎外感のあまりの拡大は、民主主義を弱めるともいえる。民主主義は、市民の能動的な政治参加を前提にしているからである。
参加民主主義者たちは、政治的無関心や政治的疎外感の拡大に歯止めをかけ、私たちの政治的有効感を高める方法として、興味深い議論をしている。
政治参加だけではなく、地域や職場での直接的な参加のチャンネルを拡大することを主張する
参加民主主義論の代表者ペイトマン(CarolePateman)は、選択領域への参加によって個人は公共値域と私的領域との連関状況をよりよく理解することができるようになる」と主張している(ペイトマン,1970/邦訳1977)。つ
まり、参加のチャンネルの豊富さが、一個々人の判断カを高めるというのである。そして、このような参加を通して、自らの行動に政治的意味を見出す政治的有効感も高まるのである。
(本文より引用)
④まとめ
政治学の面白さは感じれる本だと思います。
⑤この本が気になった方への3冊はこちら
『学校が教えないほんとうの政治の話』
『代議制民主主義』
「民意」と「政治家」を問い直す
待鳥聡史著
『現代政治理論新版』
川崎修他1名著
有斐閣アルマ
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。