とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

社会保障や福祉をはじめて学ぶ人や社会保障に関心がある人におすすめの本です。

こんばんは。冨樫純です。

本を紹介します。

 

①この本との出会い


元々年金や社会保障に興味があり、先生が薦めていた本なので、読んでみようと思いました。

正直、教科書なので興味がある人は少ないと思います。


②こんな本です。


『はじめての社会保障

  福祉を学ぶ人へ

   椋野美智子・田中耕太郎著

   有斐閣アルマ

 

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社会保障は複雑でわかりにくいと思っていませんか。

まず最初に制度を成り立たせている基本的な考え方を理解することから始めましょう。

本書は、「なぜ?」「どうして?」と考えていくうちに制度の構造が立体的につかめるよう工夫しました。

誰を対象とした制度なのか、給付されるものは何か、その費用は誰が払っているのか、誰が責任をもって運営しているのかなど、制度の構造を考えながら読んでください。(本文より引用)


③こんな言葉が響きました。


あなたが社会保障を勉強しようとしているのはなぜ?社会保障論は社会福祉士国家試験の試験科目だから。たしかにそうだけれど、そのほかには? 年金給付などについての知識が相談援助などの福祉の仕事を行ううえで、必要であるから。それもそのとおり。でも、社会保障を学ぶ意義はそれだけ?

福祉の仕事につくと、きっと、いろいろと制度に対する疑問が出てくる。どうして職員の数をもっと増やせないのか。こんなに困っている人に対して、どうして給付がなされないのか。しかし、もっと職員の数を増やすべきだ、もっと国はお金を出すべきだ、というだけでは何も変わらない。

職員数や給付金の額はどういう仕組みで、どういう考え方に基づいて決まっているのか。その仕組みをどういうふうに変えたらよいのか。

そして、とくに大切なのは、それを福祉に携わらない一般の人たち、とくに、費用を負担してくれる人たちに納得してもらうには、どうしたらよいのか。それがわからないと、制度をよくすることはできない。で、それを考えるのに、社会保障を学ぶことはとても役に立つのだ。(本文より引用)


④まとめ

 

社会保障制度の知識だけではなく、それを成り立たせている基本的な考え方を理解できるようになります。


⑤この本が気になった方への3冊はこちら


ベーシック・インカム入門』

  山森亮

  光文社新書


『教養としての社会保障

  香取照幸著

  東洋経済新報社


『なぜ人と人は支え合うのか』

  渡辺一史

  ちくまプリマー新書


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。