こんにちは。冨樫純です。
本の紹介をします。
①この本との出会い
元々財政学に興味があり、先生が薦めていた本なので、読んでみようと思いました。
正直、教科書なので興味がある人は少ないと思います。
②こんな本です。
『財政学』
林宜嗣著
本書は基礎テキストではあるが、現在の財政システムが抱える構造問題を抽出し、それに対する判断力を養う材料を提供することを意図したつもりである。(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
納税は国民の義務として存在するのであるが、政府と納税者の関係をどのようにとらえるかによって、課税の根拠は次の2つの考え方に分かれる。
一つは義務説でありいま一つは利益説である。義務説は政府によって供給される公共財の利益と納税者との間の受益·負担関係を切り離し、税は国民(住民)の義務として徴収されると考える。
一方、利益説は、納税者を公共財の受益者ととらえ、税はその利益に対する対価として位置づけられる。利益説をとりながら強制を根拠づけるのは、公共財の利益が広く国民全体に及ぶとともに、ただ乗りが可能だからである。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『租税論』
税制構築と改革のための視点
林正寿著
『財政のしくみがわかる本』
神野直彦著
岩波ジュニア新書
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。