とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

黒衣の天使

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、憲法を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル  

 


黒衣の天使?

 


裁判所ってどんなイメージですか?

 


市役所とどっちが行きやすいですか?

 


次のうちから、なるべく行きたくないと思う場所上位3つにマルをつけてください。

 


1. 警察署 2. 消防署 3. 税務署 4. 裁判所 5. 大学の教務部 6. 市役所 7. 質屋 8. 競艇場 9. 自動車教習所10. 病院

 


読者の多くは大学生でしょうから、3. はあまり関係がないでしょうが、1.10. につづいて 4. の「裁判所」をあげる人が多いのではないでしょうか。

 


それとも、案外 5. が上位にくるのかもしれません。

 


ともあれ、市役所よりは裁判所のほうが敬遠さ

れそうですね。

 


それでは、裁判所を 「行きたくない場所」の上位にあげた人にうかがいます。

 


あなたはどうして裁判所に行くのがそんなに億劫なのですか。

 


たいてい鉄のスライド式の広い門があって、守衛さんがいて、門から建物までけっこう距離があって。それに出入りする人は刑事事件の被告人のお友達や検事さん、それに民事事件でも 「裁判ざた」になるのはヤヤコシイ人が多そうだから、ですか。

 


たしかに裁判所は市役所ほど身近ではありません。

 


裁判所の敷居の高さは、ややこしい病気法的紛争という名のを扱う大学病院のようなものだからなのです。

 


市役所がいわば健康人の通常の衣食住の欲求を満たすためのサービスを提供しているのに対して、裁判所は、市民の権利行使が当事者 (その一方が役所のこともあります) だけではうまくいかないときに、間にはいって法律の解釈と適用によって紛争の解決方法をしめす (裁判判決) とともに、 裁判に負けた当事者がそのような判決に従わないときには強制的に従わせる(強制執行)という治療行為を行っているのです。

 


つまり、 裁判官の黒服は、医者の白衣と同じような、メスをもっことを許されたプロフェッションの象徴ということになります。

 


感想

 


確かに、裁判所と病院は似た感じはします。

 


下記の本を参考にしました

 


『いちばんやさしい 憲法入門』

 初宿 正典 他2名

 有斐閣アルマ

 

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