こんにちは。冨樫純です。
独学で、憲法を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
司法改革がやってきた
90年代から始まった行政改革・政治改革といった改革の嵐が、ついに裁判制度にまで及んできて、 今世紀のはじめに 「司法改革」 が断行されました。
万事動きのにぶい司法にとっては黒船到来といったところです。
といっても、その際のキャッチフレーズは「司法への国民参加」 「司法の質の向上」といったものでした。
世界の動きがますます速くなっているのに、相変わらず時間や費用がかかりすぎ、そのわりに社会の紛争解決に与えるインパクトが弱いことに、さすがに経済界などからも強い批判が浴びせられるようになりました。
グローバル化の流れのなかで経済活動は国境を越えることが当たり前になっています。
そこで司法の質の向上によって司法の国際競争力を高めるために、先端技術や医療などについてのスペシャリストを「専門委員」として裁判所のなかに抱え込み、 裁判所がこういった難しいテーマを扱う裁判で相談できる体制が導入されています
(2004年民事訴訟法改正)。
さらに特許や著作権などの知的財産関係の紛争を専門に扱う 「知財高裁」 と呼ばれる部門が東京高裁のなかに設けられました(2005年春からスタート)。
感想
「司法への国民参加」や「司法の質の向上」のイメージが掴みにくいと感じました。
個人的には、裁判員制度のことなのか、法曹人口を増やす為の法科大学院のことなのか、と考えます。
下記の本を参考にしました
『いちばんやさしい 憲法入門』
初宿 正典 他2名
有斐閣アルマ