こんにちは。冨樫純です。
独学で、経済学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
お母さんが子どもを育てるべき「根拠」はあるか
ドイツでの政策評価によると、育休制度を拡大するごとに実際に取得される育休期間も延びて、お母さんが家庭で子どもを育てる期間が増えたようです。
これはドイツ政府からすれば狙いどおりでした。
もともと政策の目的が、子どもとお母さんが一緒に過ごす時間を増やすことだったのです。
しかし、そもそもなぜお母さんが自ら子どもを育てることが、子どもの発達にとって良いことだと考えられているのでしょうか。
その根拠の一つは、「母乳育児」にあります。
働いているお母さんが母乳育児を行うことは非常に大変ですが、育休中ならば母乳育児がやりやすくなります。
母乳育児には子どもの健康にとって一定のメリットがありますから、育休制度の充実は子どもの発達にとって有益になりえます。
もう一つの根拠は「愛着理論」と呼ばれています。心理学者によると、生まれてから最初の1年にお母さん(ないしは養育者)と親密な関係を築くことが、子どもの認知能力や社会性を育む上で重要な役割を果たしているそうです。
一方で、子どもが大きくなると、家族以外の子どもや大人と関わりを持つことが発達に有益であると考えられています。
感想
極端な話、母親でなくても面倒をみてくれる人がいればいいわけです。
時代を遡れば、産む人と育てる人が別々に存在していた時代や国もあるので、母親が育てると絶対視しなくてもいいと思います。
下記の本を参考にしました
『家族の幸せ』の経済学
データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実
山口 慎太郎著