とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

異性の多い職場は、 職場結婚も多いのか。

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、経済学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


異性の多い職場は、 職場結婚も多い

 


独身男性・独身女性にとって、恋愛や結婚のチャンスが増える職場はあるのでしょうか。

 


一概に言うのは難しいのですが、異性の多い職場はそれだけ出会いのチャンスが多いと考えられるかもしれません。

 


デンマークの研究では、職場に異性が多いと、結婚率が上がるかどうかを検証しています。

 


つまり、あなたが女性であれば男性が多い職場、男性であれば女性が多い職場で働くことによって、結婚相手が見つけやすくなるのかどうかを分析したのです。

 


その結果、独身者が結婚する場合、 職場に異性が多いと、その結婚相手が職場の人であることが多いとわかりました。

 


しかし、職場に異性が多いからといって、独身者が結婚しやすくなるわけではないようです。

 


どういうことでしょうか。

 


職場に異性が多ければ、結果的に職場の人と結婚することが多くなりますが、職場に異性が少ないからといって、結婚の可能性自体が小さくなるわけではないのです。

 


異性が少なければ、友人のつてを使うなりして他の場所で結婚相手を見つけているためです。

 


パートナーを求めて活発に婚活しているならば、職場に異性が多いか少ないかは、結婚するかどうかにとって大して問題にならないのですね。

 


この分析結果は非常に面白いのですが、これがこのまま日本社会に当てはまるかどうかはちょっとわかりません。

 


定時に仕事が終わり、就業後にも遊びや出会いのために時間を取れるデンマークのような労働環境ならば、職場に異性が多かろうと少なかろうと、うまくパートナーを見つけることができるでしょう。

 


しかし、日本のビジネスパーソンにとって、残業したり休日出勤したりするのは珍しいことではありませんから、職場外で出会いを求めて活動する時間をあまり取れないかもしれません。

 


もしそうであれば、日本では、異性の多い職場のほうが結婚に至りやすいことになるでしょう。

 


感想

 


職場に異性が多いからといって、独身者が結婚しやすくなるわけではないという分析結果がおもしろいと思いました。

 


異性が多い方がチャンスが増えて、結婚に至りそうですが、そうでもないようです。

 


下記の本を参考にしました

 


『家族の幸せ』の経済学 

  データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実

  山口 慎太郎著

  光文社新書

 

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