とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

戦後の占領改革

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、政治学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


占領改革、日本国憲法

 


戦前とは一変した国際環境の中に投げ込まれた敗戦国日本は、どのようにその政策をたて、行動してきたのであろうか。

 


第二次世界大戦は、1945年8月に日本がポツダム宣言を受諾し、無条件降伏したことによって終結した。

 


日本はアメリカ1国の占領下に入った。 実はソ連は、5月に北海道を占領下に置く意思を表明していた。これをアメリカ政府は厳しく拒否した。その理由は、すでにドイツにおいて同様の分割占領が進んでおり、そこでの苦い経験に懲りていたからである。

 


さいわい、ソ連はこの希望を強く追求しようとはしなかった。

 


こうして分断国家のシナリオは回避された。

 


マッカーサーの総司令部はまず、日本を非軍事化するために非武装化・戦犯指定・公職追放などを断行した。

 


新しい日本国憲法は、戦争放棄を謳い、天皇を国民統合の象徴とし、主権在民を明確にした。

 


この当時のアメリカの関心は、日本を他国に脅威を与え得ない平和な農業国とすることであった。

 


ところが、米ソ間の冷戦の開始と同時に、日本の位置づけは大きく変わった。 アメリカは、日本経済の復興に熱心になり、さらに日本を共産主義に対する防波堤にすることを考えた。

 


マーシャル・プランと同時期に日本に対する援助

額が大幅に増加されたり、輸出入を円滑に行うための施策が日本のためになされたりした。

 


なんといっても、日本はソ連朝鮮半島、中国に近く、戦略的に重要な地理的位置を占めていたのである。

 


日本が戦災から復興し、西側の一員にしっかり位置づけられることは、アメリカにとっても決定的に重要なこととなった。

 


感想

 


戦後日本がアメリカの占領下にあったことは知っていましたが、経済復興の支援を受けていたことは知りませんでした。

 


下記の本を参考にしました

 


『はじめて出会う政治学

 構造改革の向こうに

 北山 俊哉 他2名

 有斐閣アルマ

 

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