こんにちは。冨樫純です。
独学で哲学を学んでいます。
その過程で哲学者自身にも興味を持ちました。
そこで、哲学者の人物像を紹介します。
今回はアリストテレスです。
感想を先に書きます。
アレクサンドロス大王の家庭教師になったことは有名ですが、学校まで開いていたとは知りませんでした。
家庭教師をしていたことが影響していたのかも知れないと思いました。
ソクラテスやプラトンと違い、アリストテレスはアテナイの生まれではない。
ギリシアの北方にあるマケドニアの出身であり、後にアレクサンドロス大王の家庭教師になったとされる。
プラトンの学園アカデメイアに学んだアリストテレスは、師の死後にこれを離れ、マケドニアに戻
っている。
古代ギリシアのポリス世界を代表する思想家とされるアリストテレスであるが、実はアテナイをはじめとするポリスとは複雑な関係にあった。
というのも、フィリッポス2世の時代にギリシアのポリス連合軍を破ったマケドニアは、アレクサンドロス大王の下、ギリシアのみならず、遠くペルシャまでを征服して大帝国を築いたからである。
いわば、ポリス世界の終稿を告げた大王に近い立場にアリストテレスはいたことになる。
後にアリストテレスは、アテナイでリュケイオンという名の学校を開いた。
「政治学」や「ニコマコス倫理学」などは、そこでの研究教育の成果である。
下記の本を参考にしました
『西洋政治思想史 』
宇野 重規著
有斐閣アルマ