こんにちは。冨樫純です。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
意図的な粗悪品の是非
自由な市場を諸悪の根源と考える人々は長いあいだ、企業の経済活動は消費者にわざと粗悪な製品を売りつけることだと疑ってきた。
営業マンは、高品質で長持ちする製品を売ることになんの興味もない。
劣悪な安物を計画的に生産したほうがずっと儲かるに決まっている。
粗悪品はすぐにダメになってしまうので、消費者はなんども買い替えなくてはならない。
こうして企業は商売に成功し、繁栄を謳歌する
〝消費者運動〟のめざましい成果によって、こうした考えはいつのまにかわたしたちの頭に染み
ついている。
それ以外にも、「意図的な粗悪品」は悲劇としか言いようがなく、まったく不必要な浪費だという批判がある。
ようするに彼ら反資本主義、反グローバリズムの人たちは、健康で良識ある経済に対する知的・道徳的・物理的脅迫を展開しているのである。
長持ちする製品をついとくるにはより大きなコストがかかるのだろうか。
粗悪な製品が生まれるのは、メーカーが労働者に
命じたからなのか、あるいはそのほうが安上がりだからか。
劣悪な製品をつくってもいかなるコストの削減も実現できない場合、それは無駄である。
感想
ぼくは資本主義がそこまで悪者ではないと考えているのですが、弊害が大きくなっている印象はあります。
下記の本を参考にしました
『不道徳教育』
ブロック.W 他1名