こんにちは。冨樫純です。
独学で、社会学を学んでいます。
そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。
感想も書きたいと思います。
話題 「学校的なもの」の罪
試験も教科書も、およそ「学校的なもの」は、知識を組織化し序列づけ、正統化する機能を果たしているのです。
すなわち、学校は組織化されたカリキュラムと試験を通じて、教育によって教えられるべき正統な知識とそうでない知識を区別しています。
現代の学校のカリキュラムに入っている知識がその社会の正統的な文化とみなされるのです。
ブルデューらはカリキュラムにもまして、試験が正統的で支配的な文化を生徒に教えこむうえで効果的だといいます。
誰でも試験に受かりたい、いい点数を取りたいと思うから、必死になって学校が提示する正統的文化を学ぼうとするからです。
こうして、学校は学ぶべき知識を独占的に配分する機能を潜在的に果たしています。
その結果、学校教育を通じて教えられた知識は社会的に評価されますが、そうでない知識はいかに生活に必要なものでも価値が低いものとみなされてしまいます。
感想
小中学生の頃、学校で教わったことが大事で、それ以外のテストに関係ないような知識は、無意味だという雰囲気はあったように感じます。
下記の本を参考にしました
『ライフイベントの社会学』
片瀬 一男著