こんにちは。冨樫純です。
「鉄砲の伝来」についてのコラムを紹介します。
鉄砲の伝来がたまたまだったことに驚きました。
鉄砲は、1543年にポルトガル人の来航によって日本に伝えられました。
当時のヨーロッパは大航海時代と呼ばれる時代のまっただ中で、ヨーロッパ人は世界中に進出していました。
日本に来航したそのポルトガル人ですが、本当は中国に行くつもりでした。
しかし、船が遭難してしまい、種子島に漂着してしまいます。
その際に、自分たちが所持していた鉄砲を日本に伝えました。ですから、実は日本に鉄砲が伝わったのはたまたまポルトガル人が漂着してきたからなのです。
当時、日本は戦国時代でしたから、1575年に長篠合戦で、この鉄砲は非常に重宝されました。
そのため、鉄砲はすぐに日本中に広まっていきました。同時に、輸入品に頼っていては需要に追いつかないので、国内生産も間もなく開始されました。
和泉の堺、紀伊の根来、近江の国友村など、畿内を中心に鉄砲の国内生産がおこなわれました。
下記の本を参考にしました
『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』【改訂版】
金谷 俊一郎
東進ブックス 大学受験 名人の授業