とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

結婚しない訳

こんにちは。冨樫純です。

 

「なぜ結婚したいと思えないのか」についてのコラムを紹介します。

 

彼女の独自の結婚観がおもしろいと感じました。

 

私には長年、結婚願望がなかった。

 

自分の人生に結婚というトピックが発生する、という可能性を考えたこともなかった。

 

当然に、自分には関係してこない文化だと思っていた。

 

結婚をするのがすごく嫌だったし、私にとって
「結婚」は、もはや恐怖の対象だったから。

 

浮気夫と結婚しても破滅の始まりだし、めちゃくちゃ大切にしてくれる夫を持っても、それはそれで龍の中の鳥としての一生が始まるし、いずれにせよ結婚は地獄への入り口じゃないか、と思っていた。

 

そんな私が「結婚してみよう!」と思えたのは「嫌になったら離婚すればいいや!」がセットだったからで「何事も、初回って、うまくいかないのが普通だもんね! 初婚は離婚することの方が自然だ!」とまで吹っ切れたからなのだけど、そのようにして肩の力を抜いて結婚してみた結果として、離婚したくならない結婚生活を送るためには独身時代の過ごし方が肝心なのだということを発見した。

 

「自分一筋な良い夫を持てたとしても、そんな龍の中の鳥みたいな生活(とくに性生活)なんて、それはそれで地獄だ」と想像していた時期の私は、まだ独身時代に飽きていなかった。まだまだ遊びたかったし、もっとイイ男(とくに良いセックスができる男)がいないか、探し足りていなかった。

 

「結婚」 =自由が奪われる。この発想は、独身時代に飽きていない人の思考だ。26歳までをチャラい意味で全カで遊び倒した結果、ある日ふと「飽きた」と思った。もう、独身の遊び方に飽きた、と。

 

「龍の中の鳥じゃん」と思っていた結婚生活は、蓋を開けてみたらめちゃくちゃ快適だった。

 

新規の男と違って、なんだか気まずくて緊張する待ち合わせも、お酒を飲まないと間が持たないようなヨソヨソしい会話も、今夜の二人が性行為をするのかしないのかの探り合いも、ああいう面倒くさいことをもう一切しなくていいのだ、と気づいたとき、なんとも肩の荷が下りた思いだった。

 

自分では楽しんでやっていると思っていた異性交遊だったけれど、だいぶ私を気疲れさせていたらしい。

 

結婚して一番に思ったことは、意外にも「解放された」だった。

 

独身生活のわずらわしさから解放された。

 

結婚をするのにベストな時期は、独身時代に飽きたとき。

 

だからまずは、飽きるほどに四季折々の飲み会イベントを謳歌することが大事。

 

新しい男との出会いに溢れた独身らしい遊び方をたくさんするべし。

 

「ああ男遊びって楽しい」と、週に3日は酔いし
れて。

 

不倫にならない今、どんどん軽はずみに男と枕を交わすことをオススメします。

 

しっかり遊べば数年以内に必ず飽きる。

 

そうして独身時代への未練がなくなったとき、結婚意欲は湧いてくる。

 

「この人と結婚しよう」と思えるかどうかは、恋心のサイズというよりタイミングが大きい。

 

人は結婚したいほどの人に出会ったときに「結婚したい」となるのではなく、「結婚したい」と思っている時期に恋に落ちると「この人と結婚したい」という発想をするのだと、私は夫との結婚を通して実感した。

 

私たちは長年チャラかったからこそ、今回はすぐに結婚をした。

 

彼は私よりも年下で、今の時代の男の人にしては早い結婚だったと思うのだけど、それは彼が物凄くチャラい男だったからこそで、だから適齢期を迎えるのが早かったのだと思う。

 

どれだけ大好きになっても、自分のメンタルが結婚適齢期を迎えていないと「結婚したい!」とは思えなくて「いつかこの人と結婚するのかなぁ」止まりとなってしまう。

 

そうやって、プロポーズをしてくれたのに結婚してあげられなかった元カレがたくさんいる。

 

彼らのことは本当に大好きだったけど、ただ、まだ結婚がしたくなかった。

 

「結婚して良かったなぁ」と感じるとき、いつも同時に、彼に出会ったのが2015年の夏で良かった。

 

だから結婚できたと思う。

 

お互いの適齢期に出会えて本当に良かった。

 

下記の本を参考にしました

 

『そうだ、結婚しよう』  
 愛され続ける非常識のススメ
 下田美咲
 毎日新聞出版