こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
哲学を勉強中で、倫理学もおもしろいと思い、まずは、入門書を読んでみようと思いました。
②こんな本です

私はこの本で、現代の倫理学で議論される原理的な問題と応用倫理学で取り扱われる内容を、明確に描き出したい。
それには日常生活で出会う倫理問題を考えることが、現代倫理学の中心問題を理解する早道だと思う。
難しい術語や学説の違いを知るより、現代の倫理学者達の議論の中身に入ってもらいたいという気持ちで書いた。
何よりもまず、読み物として面白く通読できるよう心がけた。(「あとがき」より)
③こんな言葉が響きました
ベンサムは、「誰でも一人として数え、誰も一人以上に数えてはならない」と述べたという。
選挙権の平等などが、この言葉に含まれていると言われる。
共同体の正式のメンバーとそうでない人とを区別することは、人間の集団生活で避けられない。
しかし、正常者と異常者の区別は正常者がするということに、異常者は同意しない。
意思決定のシステムが機能するためには、その前提となる決定権をもつ者の決定が有効でなければならない。(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『メタ倫理学入門』
道徳のそもそもを考える
佐藤 岳詩著
勁草書房
⑤感想
ますます、倫理学を学びたいと思うようになりました。
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。