とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

哲学の教科書

こんにちは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い

 

哲学史の入門書を探していて、評判が良かったので購入しました。

 

②こんな本です

 

『はじめての哲学史
 強く深く考えるために
 竹田 青嗣 他1名
 有斐閣アルマ

 

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哲学は、自明で常識的な世界像を疑うところからはじまる。

 

だが、疑いと反発だけでは、強い考え方はつくれない。

 

強く深く考える仕方を求めてきた、哲学者たちのたたかいの歴史を描く。

 

③こんな言葉が響きました

 

人間は客観的現実を正しく認識できるのか?

 

考えていくといろんな難問が出てくる。

 

とくにポイントになるのは、この問いは厳密に
人間の認識能力(3D認識装置)が絶対的だと言える保証がないという点だ。

 

神という存在がまだ信じられていた当時の感覚からは、完全な認識能力をもつのが神で、人間の認識能力は“不完全” なものとされるのが一般的な見方だった。

 

神だけが世界の客観を完全に認識できる存在だとすると、人間はとうぜん不完全な認識しかもてず、すると人間は決して正しい認識に到達できないことになる。これは困った。(本文より引用)

 

④この本が気になった方への3冊はこちら

 

『自分を知るための哲学入門 』
 竹田 青嗣著
 ちくま学芸文庫

 

現代思想の冒険 』
 竹田 青嗣著
 ちくま学芸文庫

 

現代思想の教科書 』
 石田 英敬著
 ちくま学芸文庫

 

⑤感想

 

哲学の教科書的な感じで、ちょうどぼくが求めていたものでした。

 

何度も読み返して、勉強したいと思います。

 

興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。