とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

迫害と団結の関係

こんにちは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い

 

哲学史の入門書を探していて、新書だったので購入しました。

 

②こんな本です

 

『はじめての哲学史講義 』
 鷲田 小彌太著
 PHP新書

 

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あらゆる学問は、先行する時代の学術成果のもとに成り立っている。

 

ゆえに、哲学を知るとは、哲学の歴史に学ぶことなのである。

 

本書では、古代ギリシャ哲学から近代西洋哲学、現在の言語哲学、構造哲学に至る「知」の系譜をわかりやすく紹介。

 

新しい試みとして、哲学の流れを(1)存在論、(2)認識論、(3)人生論という三つの主題で捉えている。

 

さらに、各哲学者たちの思考のエキスである原典(引証資料)をつけ、哲人たちの生の「息づかい」にふれる。

 

広く、深く考えたいあなたのための入門書。

 

③こんな言葉が響きました

 

初期キリスト教運動は迫害の歴史です。

 

迫害されるという理由だけでも、団結が強くなる、信仰心が厚くなる、というのも初期宗教運動の常です。

 

信仰心と団結の強化に、特別な教義体系は必要としません。

 

キリストの「言葉」を伝える使徒たちの伝道と布教で十分でした。(本文より引用)

 

④この本が気になった方への3冊はこちら

『西洋哲学史
 古代から中世へ
 熊野 純彦著
 岩波新書

 

『物語 哲学の歴史』
 自分と世界を考えるために
 伊藤 邦武著
 中公新書

 

『エピソードで読む西洋哲学史
 堀川 哲著
 PHP新書

 

⑤感想

 

キリスト教が巨大な宗教になった理由の一つが分かりました。

 

興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。