とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

世界史を学ぶ意味

こんにちは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い

 


「久米書店」というテレビ番組で紹介されていて、興味を持ちました。

 


②こんな本です。

 


「ニュースの“なぜ?"は世界史に学べ 』

    日本人が知らない100の疑問

 茂木 誠著

 SB新書

 

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ニュース番組や新聞をなんとなく見ているだけで実は、ニュースの「本質」 をつかむことはできません。

そこで本書は一般の方々が国際ニュースを見て疑

間に思うであろう100のポイン トを取り上げ、

世界史とからめて解説する アプローチをとりました。

歴史の成り立ちから学ぶことで、国際ニュースの本質を読み解くことができると思います。

(本文より引用)

 


③ こんな言葉が響きました。

 


なぜオバマは保険制度改革にこだわったのか?

 


民主党の強固な支持基盤は、移民労働者と黒人です。アメリカを建国したWASPよりもあとにアメリカーに渡ってきた移民たちです。

比較的初期に渡ってきたイタリア系やドイツ系、アイルランド系、ロシアからの迫害を逃れてきたユダヤ系、アジアから来た中国系、韓国系、日系、インド系、スペイン語圏の中南米から入ってきたヒスパニック系など多岐にわたります。

黒人 (アフリ力系)と先住民が参政権を得たのは1964年の公民権法からです。

こうした移民労働者の特徴は、一部のユダヤ系を除いて低所得者層が多い点です。

民主党オバマが大統領選で掲げた医療保険制度改革、いわゆるオバマ·ケアの目的は、民主党の支持基盤である低所得者層を救済することでした。

日本は社会保険制度が完備されていますので、病院で保険証を出すと、医療費負担は3割で済みます。残りは国が負担するからです。その原資は、全国民が毎月支払う社会保険料です。しかし、国民皆保険が存在しないアメリカでは、医療費は全額実費で支払わなければなりません。

富裕層は民間の保険会社に毎月高い保険料を支払っていざというときに備えています。

しかし、貧困層は保険料を払う経済力がない。アメリカ人気の6人に1人は、無保険状態になっていました。彼らが治療を受けるときには、実費で高額な医療費を負担しなければならないのです。

その結果、虫歯の治療ができなくて歯がボロボロになってしまう人や、盲腸の手術ができなくて亡くなってしまう人が少なくな いのです。

こういう現実を暴露したのが、マイケル·ムーア監督のドキュメンタリー映画『シッコ』です。

そこでオバマは、日本のように全国民を強制的に保険に入れさ せ ようと医療保険制度改革を掲げました。いわゆるオバマ・ケアです。

(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ 2 』

  日本人が知らない101の疑問

  茂木 誠著

  SB新書

 


『世界史とつなげて学べ  超日本史 』

  日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史

  茂木誠著

 


⑤まとめ

 


この本で世界史を学ぶと、日々の国際的ニュースの背景がわかるようになります。

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。