こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
LGBTについて少し勉強したいと思っていた時に出会いました。
②こんな本です
『まずは、ゲイの友だちをつくりなさい 』
松中 権著
今、必修のキーワード「LGBT」は、L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)T(トランスジェンダー)というセクシャル・マイノリティの総称です。
本書は、ゲイであることをカミングアウトし、現役電通マンと認定NPO法人の二足のわらじを履いて活躍する著者が、自らの生い立ちも赤裸々に語りながら、LGBTといっしょにハッピーな世の中をつくりましょうと問いかける一冊。ゲイ能力を身につければ、絶対得します。
③こんな言葉が響きました。
どんなシーンでもどんな発言でも、バレないようケアするということは、視野角を広げるだけでなく、周囲の人の意図を素早く汲み取る能力でもあるのです。
たとえば、友人とお茶をしているときに、自分の好みの男性がその店に入ってきたとします。あからさまに視線を送りつけたら、相手に警戒されてしまうので、友人と話しているフーリをして(いや、うわの空でなくちゃんと話しながら)、ゲイダーを巡らせます。
そして、自分の斜め後ろに座ったその男性がどんな会話をするのか、神経と意識を集中させることができます。
ただし、それは相手にバレないように、です。相手がノンケかもしれないので、自分がゲイだとはバレたくない。でも、相手がゲイかどうかは知りたいという欲求もあります。ノンケの男子が自分に振り向くことはないけど、ゲイなら何かしら恋に発展する可能性や、素敵な友人ゲイを紹介してくれる可能性もあるわけです。もし向こうもゲイであれば、お互いにお互いのゲイレーダーを避けながら、さぐり続ける。バレないよう、しかもなるべく短時間で。もう、忍び同士の闘いのようなものです(笑)。
全方位に気を配り、大事な情報を見落とさない、聞き逃さない、あるいは隠された意図を汲み取るチカラというのは、単に人間関係だけでなく、仕事にも役立ちます。
たとえば会議などでも、空気を読まず、どや顔で自己主張ばかりする人は敬遠されますよね。そういうなかで、誰かが発言しているときの他の人たちのちょっとしたしぐさや表情から、「あ、今あ
の人はこういうことを考えていて、こっちの人はこんなことを言いたげで、話の流れはこっちのほうに持って行ったほうがよさそうだな」ということが見抜ける人は、やはり仕事ができて、人望も得られます。(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『はじめて学ぶLGBT』
基礎からトレンドまで
石田 仁 著
ナツメ社
『ダブルハッピネス』
杉山 文野著
講談社文庫
⑤まとめ
ゲイの友達を作って、ゲイ能力を身につければ、絶対得します。
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。