こんにちは。冨樫純です。
体育会人間の行動パターンに関するコラムを紹介します。
ぼくは、おもしろく読みました。
苦しい受験勉強を終えて大学に入学した新入生でスポーツをしたいと思う者は、体育会にするか同好会にするか迷う。
どちらにもそれぞれ長所があり短所がある。
一般的には、体育会は大学を代表して競技するから、学校の名誉のために勝たなければならないという宿命を背負っている。
同好会はそれほど勝敗には執着せず、むしろ、和気あいあいとスポーツを楽しむ者たちの集まり、と言えよう。
さて就職のことだけ考えると、圧倒的に体育会が有利とされる。なぜか。
なぜ企業は体育会出身の学生を求めるのであろうか。良いほうに考えれば、心身ともに頑強な青年を求めていると思われる。
悪いほうに考えれば、あまり理屈を並べず、言うことをよくきく「使いやすい」 人間を求めているのかもしれない。
最近の就職情報誌の「会話力チェック」に関する記事に、体育会出身者に多いパターンとして、「よく考えずにナマ返事をする」という分析があった。
たしかに、そういう傾向はあると思う。体育会では先輩の言うことは絶対である。
体育会では試合に勝つということが最優先される。勝つためにどんな苦しい練習にも耐え、全員が必死になって母校の勝利のために戦うのである。後輩が先輩にさからうことは絶対に許されない。
下記の本を参考にしました。
『ソシオロジー事始め』
中野 秀一郎 (編集)
有斐閣ブックス