とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

格差社会の問題点

おはようございます。冨樫純です。


何年も前から社会問題となっています。


その是非を考えてみたいと思い、調べてみました。

 

格差社会の問題点を3つ説明します。


①社会の不安定化が生まれる


貧困層に陥ると生活費が不足したり、無収入となったりするケースもあり、生活必需品を得ることや、医療費にも支障をきたす。こうして彼らは生命を維持するのに精一杯にならざるを得ない。労働によって収入を得られればよいのだが、最悪の場合には窃盗·強盗などの犯罪に走ることさえある。借金をしても収入不足によって返済できなくなり、多重債務に苦しむ。

その結果、ホームレスの人や将来を悲観して自殺する人さえ出てくるなど、社会不安が増大する。


②経済活動の衰退が生まれる


所得が低い貧困層が増えると、財やサービスの消費量が減少する。生産者(企業)は商品を提供しても購入してもらえず、価格を下げて販売しようとする。こうした動きが続くとデフレーションとなり、市場経済が縮小する。場合によってはデフレスパイラルを引き起こし、経済活動が衰退する恐れがある。


③格差の固定化と再生産が生まれる


所得が高い家庭の子どもは多くの教育費を通熱などに使うことができ、高い学歴·地位·収入を得やすい。こうして収入が高くなった人たちはさらにその子どもに教育機会を与えていく流れが繰り返される。

一方、貧困層は教育機会を得ることが難しい。収入の多くは生活費に費やされ、教育費を捻出できない。進学を望んでも、労働しながら家計を支えなければならないケースもあるなど、学ぶための時間を確保することも困難となり、高学歴を得る機会が減少する。その結果として低収入となると、その子どもへの教育費が捻出できず、同様の繰り返しが起こる。こうして教育の面でも格差が生じるとともに、その格差が固定化されやすいのである。


『小論文の完全ネタ本』

  キーワード集[社会科学系]編

  神崎史彦著

  文英堂


を参考にしました。