こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
前々から、サッカーの試合を論理的、理論的に見たいと思っていました。
そう感じていた時に、書店でこの本を見つけました。
②こんな本です。
『サッカーの新しい教科書』
戦術とは問題を解決する行為である
坪井健太郎著小澤一郎構成
カンゼン
より戦略的で知的なサッカーを楽しむための教科書です。
③こんな言葉が響きました。
ベルギーのアザールのプレは、相手を引きつける機能を果たしていました。最終的にパスをしなくとも、相手を引きつけるので他の味方がフリーになります。
アザールはこういう原理原則に適ったプレーができる選手で、そこが「いい選手」の評価につながっています。
バルセロナのシャビも横パスを出す前には必ず相手を引きつけます。引きつけずにパスを出してしまうと、自分がはがしたはずのマーカーに対応されてしまいます。
一見、「タイミングが遅いかな」と思うパスですが、実は効果的なのです。
日本人選手がスペインに来てプレーをすると、「欲しいタイミングでパスが来ない。テンボが
遅い」と口にすることがありますが、日本人感覚で言うとテンボ良くパスを出して回している
つもりでも相手の守備を攻略していない状況であることが意外と多いことに気がつくでしょう。
つまり、効果的なタイミングではないということなのです。横パスは相手を引きつけてから
出す必要があります。
逆に、縦に前進するためのパスは早いタイミングで出した方がいいのです。
なぜなら、前進するためのスペースがあるのであれば、そのタイミングは逃さない方が良いからです。
この使い分けが原理原則であり、これを理解することで「いつパスを受けるべきか」というのも自然と理解できます。
アザールのプレーはそのような視点で見ると、少しドリブルの時間が長いように感じますが、
相手を横方向にしっかりと引きつけるという重要な役割を果たしているとてもインテリジェン
ス溢れるものでした。
加えて、自分でもフィニッシュに持ち込むことのできる相手にとって怖い選手です。
(本文より引用)
④まとめ
サッカーの試合を論理的、理論的にに見れるようになります。
⑤この本が気になった方への2冊はこちら。
『サッカー新しい守備の教科書』
優れた戦術は攻撃を無力化させる
坪井健太郎著
カンゼン
『サッカー新しい攻撃の教科書』
坪井健太郎著
カンゼン
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。